タイヤ交換


140831

土曜日

PCXのタイヤをミシュランcity Gripに換えた。
TT900はもう少し残っているが、時折ズリッと滑る。
二輪や自転車にとって嫌がらせでしかない、縦溝加工路面とか
ライン踏むと特にそうなる。
あと雨になると途端に挙動が怪しくなる。減りづらいが
グリップ力は乏しいタイプだ。もういい。

評判のいいミシュランを注文し、届いたのを触ると結構な
柔らかさだ。
付いてるのが硬化してるのか元から硬いのか、外すのに
ドエライ苦労する。長いタイヤレバー使わないと駄目だった。
あまりの外しにくさにグッタリ。外れたタイヤを放り投げた。

打って変わって新しいタイヤは柔らかいだけあってはめやすい。
短いタイヤレバーであっさりはまる。最後のトコだけ長いので
てこの力最大でねじ込んだ。

後輪交換作業で日が暮れた頃、スタンドへ持って行き、4kgで
ビード上げを試みるが盛大に漏れて全然上がらない。諦めて帰る。

先人達のビード上げの知恵を検索して探す。
外周をタイベルトで締め上げる方法とホースをタイヤとリムの間に
はめ込んで隙間をなくす方法が見つかった。
タイベルトよかホースの方が安価で確実に思える。

日曜日

ホームセンターでホースとサランラップを買い、リムとタイヤの
間にはめる。ホースにはビードワックスを塗り、ホースのつなぎ目は
サランラップで巻いて隙間を塞ぐ。
スタンドで4kgに設定して空気を入れてみるとあっけない位に
ビードが上がってパンパン鳴る。一度上がったら空気抜けた時に
ホースを撤去して再度空気入れてビードの上がってない所をチェックして
問題無ければバルブコアつけて規定圧力に入れて完了だ。

戻って後輪を取り付け、今度はジャッキアップして前輪を外す。
ブレーキキャリパーを緩めて、パッドの隙間をマイナスドライバーでも
突っ込んで、ちょびっとだけ広げておくと再度取り付ける時に簡単だ。
ディスクブレーキのプレートは外して作業した方が余計なトラブルを
招かなくていい。

また苦労して前輪の古タイヤを外す。やっぱり硬すぎてウンザリしてくる。
雨で幾度も作業が中断。タイヤレバーが飛んでガラスに当たって割れずに
済んで冷や汗。なんとか外して、新しいのをはめる。
昨日の作業の脳内整理が進んだのか、昨日よりも作業時間は短くなった。
再度リムとタイヤ間にホース突っ込んでスタンドへ行き、空気を入れる。
後輪の様に部分的に上手く上がらない。どうも保存状態の加減でビード部分幅が
狭い様だ。ビードが上がらない箇所へシリコングリスを吹き付けて空気を
入れてやるとすんなり上がった。
戻って、雨の中前輪を取り付けて作業完了。
早速走りに行きたい所だが、この8月半ばから続く雨天気が終わるまで我慢しよう。

スクーターの整備


マフラーを外して耐熱黒で再塗装。
アドレスと違ってPCXマフラーには排気センサーがついてないのが助かる。
アドレスの配線はねじ切らない様に気を遣って外さねばならぬのが面倒だった。
塗料皮膜の薄い隅や取り付け角内側に錆の茶色が出てきてたのを塗り直し。
紫外線劣化で思いの外グレーになってきてたのが比較するとよく分かる。
c
ホイールにユニコンカークリームを試してみた。
ユニコンカークリームってのはバイクのホイル磨きに最適と
評判の品なんだが、確かに汚れが呆れる位よー落ちる。
意外とアルミ素材の白っぽいポツポツ汚れだか錆まで取れた。
研磨剤は入ってないので手軽に使える。拭いた後はドエライ撥水する。
今度の整備で自転車フレームにも使おう。
b
外装にはプレクサスを試してみた。
汚れは取れたが、天気が悪くなってツヤが増したのかどうかよく分からん。
a

改造


PCXが納車されて通勤車両に役立っている。
車と同程度の速度を保つとリッター50程度、少々速度を出して走ると46程度。
130kg近い車体なのに150ccなのだから驚異的な燃費だ。ガス代節約で助かる。
アドレスよりも遙かに静かで乗り心地がいいから乗っても楽。
何も不満が無いかというと、そうでもない。かなり致命的な欠点がある。

納車後から悩まされてきたのだが、椅子へ着座する位置が前すぎるのだ。
もっと後ろへ座ろうにも椅子の上にある突起物(通称コブ)が邪魔をして強制的に
尻の位置を決めてしまう。で、膝が中途半端に曲がった状態で乗る羽目になる。
この足を前方投げだし姿勢で走ると、途端に膝と腰を痛める。
荒れた路面を走る衝撃がまともに腰へ来るのと、足を踏ん張って腰ひねりで旋回操作
ってのをやって乗ると必ず腰を痛める。
おまけに下り坂や凹凸で衝撃があると、どんどん椅子から尻の位置が前へずれてくる。
それを防ごうと足で踏ん張ってコブにケツを押しつけておかしな力の入れ方で乗ると
余計に腰を痛める。

足の位置を通常二輪みたいなバックステップ風味乗車姿勢にしたい。
腰の負担は減って足首で車体挟んで安定した姿勢で旋回操作ができる。
アドレスではタンデムステップを絶妙な位置のステップとして使えたので、PCX
でも試してみたが、タンデムステップ用の所は後ろ過ぎて全然駄目だが、その前に
なんとか足を置く場所は設けられている。でもここを使うには着座位置が前過ぎる。

じゃ、コブの前部をぶった切れば着座位置が変えられるじゃないか!
PCXの持ち主は皆思うのか、椅子を変えたり、自前でコブ切ったりする事例が
検索するとどっさり出てくる。

検討して椅子からコブを外してハンドソーで赤い線のトコまで切った。
下側の補強リブも残っていると無意味に隙間をこしらえる事になるので切る。
ボルトのついてる丸い部分があれば問題無い。

結果、コブはかなり小さくなった。乗ってみるとようやく足首グリップ姿勢で
安定した旋回が出来、後ろ乗り姿勢を保持できる様になった。
これで腰を痛める事も無い。極力安上がりにこの椅子を改善したい人には推奨する。

調べるとよく見かける、椅子が硬いとかいうのは単に尻の筋肉の鍛錬不足なので、
たるんだ尻肉を自転車漕いで鍛え直した方がよっぽどいいだろう。
ロード用の板サドルに比べればPCXは絶妙な固さの安楽椅子だよ。

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