改造
- 2013年07月28日
- バイク
PCXが納車されて通勤車両に役立っている。
車と同程度の速度を保つとリッター50程度、少々速度を出して走ると46程度。
130kg近い車体なのに150ccなのだから驚異的な燃費だ。ガス代節約で助かる。
アドレスよりも遙かに静かで乗り心地がいいから乗っても楽。
何も不満が無いかというと、そうでもない。かなり致命的な欠点がある。
納車後から悩まされてきたのだが、椅子へ着座する位置が前すぎるのだ。
もっと後ろへ座ろうにも椅子の上にある突起物(通称コブ)が邪魔をして強制的に
尻の位置を決めてしまう。で、膝が中途半端に曲がった状態で乗る羽目になる。
この足を前方投げだし姿勢で走ると、途端に膝と腰を痛める。
荒れた路面を走る衝撃がまともに腰へ来るのと、足を踏ん張って腰ひねりで旋回操作
ってのをやって乗ると必ず腰を痛める。
おまけに下り坂や凹凸で衝撃があると、どんどん椅子から尻の位置が前へずれてくる。
それを防ごうと足で踏ん張ってコブにケツを押しつけておかしな力の入れ方で乗ると
余計に腰を痛める。
足の位置を通常二輪みたいなバックステップ風味乗車姿勢にしたい。
腰の負担は減って足首で車体挟んで安定した姿勢で旋回操作ができる。
アドレスではタンデムステップを絶妙な位置のステップとして使えたので、PCX
でも試してみたが、タンデムステップ用の所は後ろ過ぎて全然駄目だが、その前に
なんとか足を置く場所は設けられている。でもここを使うには着座位置が前過ぎる。
じゃ、コブの前部をぶった切れば着座位置が変えられるじゃないか!
PCXの持ち主は皆思うのか、椅子を変えたり、自前でコブ切ったりする事例が
検索するとどっさり出てくる。
検討して椅子からコブを外してハンドソーで赤い線のトコまで切った。
下側の補強リブも残っていると無意味に隙間をこしらえる事になるので切る。
ボルトのついてる丸い部分があれば問題無い。
結果、コブはかなり小さくなった。乗ってみるとようやく足首グリップ姿勢で
安定した旋回が出来、後ろ乗り姿勢を保持できる様になった。
これで腰を痛める事も無い。極力安上がりにこの椅子を改善したい人には推奨する。
調べるとよく見かける、椅子が硬いとかいうのは単に尻の筋肉の鍛錬不足なので、
たるんだ尻肉を自転車漕いで鍛え直した方がよっぽどいいだろう。
ロード用の板サドルに比べればPCXは絶妙な固さの安楽椅子だよ。
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