精密検査


健康診断にて腸部からの出血の疑いがあるので、要精密検査の案内が届いたのは
1ヶ月前の事。評判のいい内視鏡検査医師のいる機関を探して診察を受け、予約を
取るが10月半ばまで満杯だと言われる。
この一ヶ月を待つ間、時々考えた。引っかかった原因には心当たりがあるので腸内
出血とは違うと思うのだが、もし、受けてみて悪い結果が出たらどうしたものかと、
悶々とする。検査体験者のサイトを調べ、検査前々日からの食事調整を始めた。
排出を早くするために油分、肉類、繊維類、種がある果物等を食べない事にした。
前日の食事はパン、素うどん、厚焼き卵、ヨーグルトで耐える。
当日は水分のみ。支給された下剤の摂取で前日までの食事は排出して病院に向かった。

つらいのは用意されたピッチャーになみなみと継がれた2リットルの下剤を全部飲んで
完全に腸内の残留物を排出さねばならない。飲み始めて全部出し切るまで2時間程度
かかったが、スムーズに排出されたほうだろう。
検査自体は麻酔の使用をするので痛くはない。ただ、内視鏡を腸内へ入れる際、腸の形
に添ってカーブさせるんだが、その際に内臓を押す。
それが声にならない位の痛みを伴う。バキ風味に悲鳴を描けば、よく分からない曲線
模様が吹き出しに描いてある奴だ。
これを小腸手前まで4回ほど曲げて到達させねば検査ができないのだ。
麻酔をかけてフワフワ感覚状態であってもそれ位痛い。
麻酔無かったらとんでもない痛みだろう。
エロ漫画で腹の皮が膨れる程突き上げる表現などあるが、細い内視鏡一本でさえこの
痛みなのに、あんなのとても耐えられないと思う。
どれ位のものかは体感したい輩は内視鏡検査やるといい。きっと後悔する。
通じがよく、通すのが楽だった方の自分でさえそれ位痛んだ。
便秘気味や腸が細い人なんかはさぞかし苦しい検査になるだろう。

「小さいサイズのポリープが1個ありますね、見た感じ悪いものでは無いですけど切って
一応検査に出しておきましょう。」と見てるモニタ内で切り取ってた。
切っても腸壁に痛覚は無いので痛みはない。それ故進行が進んでも分からないのが
恐いのだという。見つかった不備はそれだけだった。
あとは問題なく腸内も綺麗なものという。検査そのものは30分もかからず、
あっさりと終わった。切り取ったトコの検査結果を待って完了だ。
何も問題が出ないことを願う。

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