宇宙刑事 劇場版


 

 

 

 

 

 

 

 

 

公式サイト http://www.gavan.jp

ゴーカイジャーVSギャバン観に行った時に改めてギャバンのキラキラする

デザインの目立ち方、ヒーローな存在感が凄かった。

これで終わらせるのは勿体ないと思っていたら、まさかのギャバン単独作品で

新規劇場版とかギャバン二人出演とか胸が熱くなる。に加えてあとのシャリバン

シャイダーまで出演なんて豪華すぎだろ。

ゴテゴテした余分な物がないヒーローデザインが問答無用で格好いい。

いらんリメイクでデザイン改造しなくても十分に通用する姿じゃないか。

玩具を売るために変身ベルトやらパワーアップアイテムなんていう設定を

あれやこれやといじくり回して付属させ、もう収集がつかない状態になっている

平成ライダーへの素敵な当てつけにも思える。

「ロボコップ」制作時、「ギャバンのデザインを貸して」とポール・バーホーベンから

東映にオファーがあったのも世界に通用するヒーローデザインなんだなと思える著名な話だ。

 

 

火星のプリンセス


 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月の映画公開も決まった「ジョン・カーター」の原作である
「火星のプリンセス」を紹介したい。

E・R・バロウズ著

原作が書かれたのは1917年。100年近く前の古典的SFだが、
内容の痛快さと波瀾万丈具合は今なお色あせる事はない傑作。

ほんの冒頭あらすじ。

金鉱探しの旅に出ていた南部の快男児ジョン・カーターは
逃げ込んだ洞窟で睡魔に襲われ、眠りに落ちる。
迫り来る敵から必死に起きて逃れようとする意志は彼の魂を
身体から抜け出させてしまう。

彼の魂は夜空に浮かぶ火星へと引き寄せられ、一瞬の後に到着する。
(凄い展開だ!)
文字通り裸一貫での出直しとなった彼は火星人達と遭遇。
立ち向かおうとする彼は、自分がすごい運動能力を持っている事に気付く。
どうやら火星の重力は弱く、地球人の持つ運動能力は並はずれた機能を
発するらしい。(アレ?魂じゃないの?)
ほどなく彼は驚嘆の的となり、仲間として迎えられる。
たどり着いた街で運命の女性デジャーソリスと出会い、カーター波瀾万丈の
活躍が始まるのである!

日本語版は武部本一郎画伯の表紙と挿絵が添えられ、海外でも人気が高いと
いう。確かに素晴らしい。1965年に谷間グイグイ見せつける美女のナイス
バディを表紙として惜しげも無く描いてしまうのが素敵すぎるじゃないか。
挿絵もふんだんに描かれていて、画伯の大変な偉業だと思う作品です。

映画「ジョン・カーター」

http://www.disney.co.jp/johncarter/

夜歩く


遠方の劇場にベルセルクを観に行った。
上映時間の予定が夕方以降しか合わずやむなく夜の上映を観終わった
帰り道、駅にたどり着くと、人身事故の影響でダイヤがメチャクチャに
なっていた。ダイヤは1時間遅れだという。20分程待ってようやく
到着した電車は1時間前の到着予定車両だが、時間的に終電乗り継ぎ
可能な瀬戸際であった為、やむなく乗り込む。

終電乗り継ぎ予定駅に着くが、今度は乗り継ぐ予定の電車が来ない。
既に時間は夜11時を過ぎている。しばらく待って来た車両の行き先は
、帰路途中の表示。駅員に尋ねてもこれで運転終了だという。なんてこった。

到着駅から車を置いてある目的の駅までは20km程度の筈。
幸いにして自転車では何度も走った、周知の道だ。
ニット着用、靴はウォーキング用。
インナーは防寒スポーツアンダー、上着は自転車用耐寒装備。
所持金は殆ど無い。田舎で深夜すぎてタクシーなどいない。
宿泊施設なんかどこにも無ぇ。クソ迷惑な事だが友人に連絡はつかず。

・・・仕方ない、歩くしかねぇか。

街中を抜け、外灯一つ無い峠道をトボトボと歩いていると、通り過ぎる車は
センターラインをまたぐ程回避して、もの凄い勢いで駆け抜けていく。
きっと見てはイカン、ありえない物を見たような気がするんだろう。
上の衣装が真っ黒なので、遠目には脚しか見えんと思う。

幸いにして晴天の月夜で、月の光にて周りはよく見えた。
山の中は寒風が吹きすさぶが、インナーと服のおかげで、動いていればなんとか
耐えられる。ただ、休憩しようと立ち止まると恐ろしく寒いので、ひたすら
歩き続けた。(この時気温は2℃以下だった)
峠道は厳寒期の為に獣に出くわす事もなかった。
非常にヤバイ雰囲気満々の廃墟ホテルの傍らも何も見ること無く、通り過ぎた。
「夜歩く」を歌おうとして、アレは幽霊の歌だと思い出してやめる。

登り坂が延々と続く峠を越えてから、疲労感が酷くなる。しばし立ち止まる。
心が折れてその辺に寝転がりたくなるが、んな事したら間違いなく凍死する。
「もう少し歩こう」と励まし、ひたすら脚を前へ進める。
午前4時、脚が突っ張って、歩くのも困難になった頃、車の元にたどり着いた。
脚は痛くてたまらんが、運転は一応出来る。少し休んで帰宅し、倒れる用に寝た。

結局、4時間半の歩行だった。自転車なら1時間で終わる距離だというのに。
深夜に二度と歩きたくはない道のりだった。

ベルセルク、3部作だというが、あの展開ペースでは鉄大砲義手やドラゴン殺し
持つまで話が進められそうにない。
俺、観たいのはそれなんだ。無理っぽいので、もう行かなくていいや・・・