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●「これが私の元白薔薇様」冒頭 ご紹介 ------------------------------------------------- 明智とも子は、信じられないものを見るような目で、眼前のそれを見つめていた。 夢にまで見た憧れのそのお方は、今もとても綺麗で……。 その瞳は、確かに今、自分だけを映していた。 それは紛れもなく現実で、とも子にとってはとても嬉しいことだったのだけれど。 ……問題は、彼女の格好なのだった。 佐藤聖さま。 昨年度、白薔薇さまと呼ばれていた彼女は、大学に進んだ今も、変わらずお美しい。 例え彼女のイメージではない、フリフリで肩が剥き出しのメイド服を着ていたとしても。 ---------------------------------------------------- リリアン女学園高等部に隣接するもう一つの乙女の薗、リリアン女子大。 元白薔薇様、佐藤聖様に憧れる高等部の女生徒が目にしたのは、聖様のメイドコスプレ喫茶?! 次々と現れる面々の繰り広げる、華麗で賑やかな女子大文化祭模様を描きます。 あけちともあき著、Take挿絵 |